CPC(細胞培養加工施設) | CPC株式会社

CPC(細胞培養加工施設)とは

お茶の水細胞培養加工室

CPCとは細胞を培養するために必要な清浄度が保たれている専用のクリーンルームです。
細胞培養加工施設 (CPC)の稼働は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に則り、厚生労働大臣から施設番号が付与されていることが条件となります。
当社のお茶の水細胞培養加工室は厳しい条件をクリアし、2020年8月24日付で厚生労働大臣から特定細胞加工物製造が許可され、施設番号 (FA3200001)を取得しました。
国内トップレベルの臨床実績を誇る再生医療認定医の下、専門技術を習得した培養士が医療機関様よりお預かりした脂肪組織を最終的な細胞検査まで責任を持って培養
いたします。
アヴェニューセルクリニック内の細胞培養加工室(FC3160001)もご案内可能です。

更衣場所

CPC内に入る際に更衣場所を設置しています。
培養士は防塵服や手袋を着用し、必ず2人1組で入念なチェックをし入室します。CPC内から外部へ出る際もこちらで脱衣します。
外気を遮断するため、二重扉となっており更衣場所から外部へ繋がる扉とCPC内へ繋がる扉はどちらか一方しか開かない仕組みになっています。

パスボックス

外から埃などが入らないようにするため、更衣場所同様二重扉となっており、どちらか一方しか開かない構造になっています。
このボックスを通じてCPC内から外部への検体や必要な資材の出し入れを行っています。

安全キャビネット

装置内部の菌や微生物が空気中に漏れることを防ぎ、無菌作業を行うことができる装置です。
細胞培養において要となる必要な作業を行っています。

CO2インキュベーター

温度・湿度・CO2濃度を一定にすることで安定した環境を作り、細胞をより生理的条件に近い状態で培養し、育てるための装置です。
細胞培養において必要不可欠な装置です。

顕微鏡

顕微鏡を用いて培養した細胞の観察を毎日行っています。
毎日観察することで培養の進捗管理を行っています。

細胞保存用タンク

タンク内液体窒素により培養した細胞の一部を凍結保存しております。
期間内であれば保管された細胞を使用することができるので同一の患者さんが再度投与したいご希望があった場合、改めて脂肪採取をすることが不要です。
-196℃という徹底した温度管理下で細胞を保存しており、品質面でもご安心頂けます。