CPC株式会社 代表取締役
辻 哲
再生医療の実用化を促進する制度として、2014年に薬事法改正法および再生医療等安全性確保法が施行され、再生医療等製品の上市や臨床現場での利用が進んで来ました。再生医療・細胞治療などの医薬品、医療機器とは異なる先端的な医療技術に関して、安全性を確保し、良質な治療による高い効果と経済的にも適正レベルでの提供が社会的にも望まれています。細胞治療は高いポテンシャルを持ちながらも現状は玉石混淆の発展途上期にあり、一人一人の患者さんに向けた
良質な治療と業界の健全な成長が期待されています。
当社はそのような社会的背景のもと、医療法人社団アヴェニューが主体となり、
一人でも多くの患者さんに、
良質で・負担の軽い・信頼される幹細胞治療をお届けしたい
という「ミッション」を持って、2018年に設立されました。
2016年から再生医療を開始したアヴェニューグループは、現在3つの先端の再生医療クリニックを持ち、脂肪由来幹細胞治療の分野で、常に患者さんの目線に立った良質な治療を提供し、国内トップレベルの臨床実績を積み重ねて来ました。
ここでは医師自らが、患者さんの脂肪組織採取から、細胞培養加工、施術まで一貫した医療サービスを行います。肝となる幹細胞の培養についても医師がコミットする形で、培養技術開発・培養士育成・培地/不織布等の要素技術開発・厳密なSOP管理・輸送技術開発を行い、適切に品質管理された幹細胞を培養/提供し、一人一人の患者さんに合った幹細胞治療に繋げています。
また2018年からの東京大学(整形外科)との最先端のアカデミア共同研究を通じて、再生医療/幹細胞治療のメカニズム究明やエビデンス取得のための臨床解析を行うとともに、細胞培養の品質管理の徹底とコスト軽減を目指して要素技術の開発を行っています。
このような臨床体制と研究体制をバックボーンに持つ当社は、
再生医療の導入を適確にサポートし、
適切に品質管理された幹細胞を培養受託/提供することで、
医療機関様から最も信頼される再生医療のパートナーでありたい
という「ヴィジョン」を持って2つのサービスを提供します。
再生医療の導入にあたっては、様々なノウハウが必要となります。再生医療の導入から運営までの支援サービスを、経験豊富な医師とスタッフが連携しながら適確に提供します。第2種再生医療等、第3種再生医療等について、再生医療の許可申請・届出から開始後の運用手続き・定期報告までを実際に治療にあたる医療機関様の立場に立って適確にサポートします。
幹細胞培養受託/提供にあたっては、患者さんの幹細胞治療にあたる医療機関様(医師)に合せて、細胞のお預かり・細胞培養・培養細胞のお届けまで、経験豊富な医師とスタッフが連携して、きめ細かくサポートします。お預かりした細胞を一人の患者さんだと思い、医師の監督のもと、適切に製造管理・品質管理された幹細胞を培養し、温度管理を徹底した専用ボックスでお届けします。当社の細胞培養加工施設は2020年8月、厚生労働省から特定細胞加工物製造許可(施設番号FA3200001)を取得、東京大学(整形外科)とも連携して常に技術改善に取り組み、細胞品質の向上を目指します。
2021年5月19日に、「
」ブランドについてニュースリリースを行いました。
これは、当社のミッション・ヴィジョンを、このブランドに集約表現し、医療機関様とその先の患者さんへのコミットメントです。
当社は困っている一人一人の患者さんのために存在(ミッション)し、その志を共有する医療機関様のために適確なサポートと最先端の細胞培養事業を通じて貢献出来る企業(ヴィジョン)を目指します。